電子カルテの選定について
せきかわ整形外科 関川 敏彦 院長
医院HP http://sekikawa-cl.jp/greeting.html
開業に合わせて電子カルテを導入することにしましたが、その際に注意した点を挙げていこうと思います。
メーカー5社から最終的に選んだのは、三洋電機さんの電子カルテでした。
使ってみての感想としては。例えば脊椎の診察では、体のあちこちの筋力を評価する必要があります。これまでだと、徒手筋力テストを行う筋肉の名称を一つ一つ白紙に書いていたのですが、電子カルテではマウスで選ぶだけ。シェーマを描くにしても、さまざまな角度の絵が出せます。現病歴などはキーボードで入力していますが、これも手間なら定型文入力も可能です。いずれにせよ手書きよりも早いと思います。この電子カルテは、受付・診察・会計・保険請求のすべての場面で活躍してくれるレセコン一体型の電子カルテです。
このような、優れた操作性を実現する為には、開業前の作り込みが欠かせないと思いました。よく使う絵や文を紙に描いて、こういう仕様にしたいという希望を出して作って頂きました。今では、所見に加えたい言葉や絵があれば、自分で追加してカスタマイズしています。三洋電機さんから、初めに保険のシステムや種類、レセプト請求など、開業に必要な情報をレクチャーして頂き、その後で、私自身が実際に電子カルテを触りながら、最適な仕様を決めるべく作り込みを進めました。
又、当初は診察室でリハビリの指示内容を紙に出力して、それを事務員に渡してリハビリ室に行ってもらおうと考えていましたが、三洋電機さんの提案で、リハビリ室にもう一台端末を置くことで、電子カルテ上でリハビリの指示内容を確認することが出来るようになりました。この結果、院内動線の効率化にも成果が表れ、事務員の無駄な動線を減らすことが出来たのです。
さらには、別のコンピューターを同じLANの中につなぎ、患者さんの問診票、保険証、各種書類をスキャナで読み込んで入れるシステムも導入しました。これにより、診察室にいながら、電子カルテと共通の患者IDを打ち込むだけで、これらの書類を自由に閲覧することが可能となりました。
このように、開業前に電子カルテの作り込みをすることによって、自分だけに合った電子カルテを手に入れることに成功したのでした。
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